私の大叔母（父の伯母）は子供がいなかった為、私達きょうだいを孫のように可愛がってくれました。

戦争で旦那さんを亡くしてから一人長崎で暮らす大叔母を、両親は最期まで気にかけ会いに通っていました。
そのお陰で本来なら遠い存在であろう大叔母との思い出を沢山作らせてもらえたのです。

腰が大きく曲がり身長は130㎝程しかないのに両手にオロナミンCが一杯入った袋を抱え長崎の坂道をガニ股でぐんぐん登っていく。

真っ黒なカツラとはみ出たピンクの口紅。

遊びに行くと必ず『オロナミンCば飲まんね』とオロナミンCが出できて外食に行けば私達と同じ量を黙々と食べきる。
そんな大叔母の事を私達は陰でスーパーアイコと呼んでいました。

常にパワフルかと思いきや、父や弟が『あいこおばさん今日も綺麗かね』と言うと『この人達おかしか〜』と顔を隠し照れ出す可愛い女性でした。

大叔母が生きてくれていた最後の年、私は初めて長崎のライブが決まりました。
『ライブにこれを着て行く』と色鮮やかな新しいワンピースをベッドの横にかけたまま一度も腕を通す事なく天国に行ってしまいました。

そんな大叔母が最後にくれたお小遣いでギターを買いました。
私が歩む道の上で、これからも何度もスーパーアイコを思い出したいと思います(^-^)

右が買ったギター。　

左はあまりに指が届かず弾けないので、まずは小さいので慣らしてみたらとアドバイスを頂き買ったミニギター

下手すぎるけど楽しい！

あいこおばちゃんありがとう！

Everyday Live
平日　21:00〜/土日祝 8:00〜
ツイキャスライブ【季子部屋】
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